【ネタバレ注意】最高だった『アベンジャーズ/エンドゲーム』シーンごとの感想




2019年4月26日に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観てきました。一言で言うと最高でした。

本作は2008年に公開された『アイアンマン』にはじまるMCU(いろんなヒーローが同じ世界線にいる壮大なシリーズ)の集大成でありひとつの完結を迎える作品です。

僕は『アイアンマン』や『アベンジャーズ』を観たことはありましたがそこまでハマらず、2013年の『アイアンマン3』で一気に好きになりました。

 

さて、本作は『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の絶望的なラストの続きになります。果たしてどうやってやり返すのか…。

大方の予想は

超巨大戦力キャプテンマーベルを加えた元祖アベンジャーズが量子世界をいい感じに使って過去に行き、指パッチンする前のサノスを倒してタイムストーンでなんかいい感じに元に戻る…

みたいなのを予想していました。(定番すぎてこの通りにはいかないと思ってましたが)この予想はどうなるのか、実際に観てきたあとに印象に残ったシーンを中心に感想を書いていきます。

 

 

以下では本作の重大な結末などのネタバレをたっぷり含みますのでまだ観ていない方はご注意ください。

 

 

遂にバランスの取れたハルクさん…

初代アベンジャーズでおなじみ、緑の巨人ハルクさんは今作では「プロフェッサーハルク」という天才学者の脳とハルクの筋肉のバランスを取った存在になっていました。

物語上はバナーの頭脳でタイムトラベルの研究を進め、ハルクの頑強さとガンマ線への耐性から「消滅した宇宙の生命体の半分を元に戻す指パッチン」を実行したので物凄い功績を残しました。

しかしインフィニティウォーでは頑なに変身することを拒んで消化不良だったので、やっぱり大暴れするハルクも見たかったですね。

 

まさかのサノス瞬殺

前作で指パッチンを実行したサノスは、物語冒頭でキャプテンマーベルを加えたアベンジャーズに襲撃され、ソーのストームブレイカーによりあっさり斬首されてしまいます。インフィニティストーンを破壊するための指パッチンをしたサノスは弱り切っていました。農園で暮らしていたのは返り討ちに遭うまでの時間をのんびり過ごすためでしょうか…なんかかわいそう。

 

激太りのソーさん

『マイティソー/ラグナロク』では雷神として覚醒し、『インフィニティウォー』ではストームブレイカーを手に入れたソーがまさかビール漬けになってゲーム三昧…果てはビール腹になって見るも無残な姿になっていました。

はじめ見たときは「雷神ソーを返してくれ…」と思いましたが故郷を滅ぼされた帰り道で弟と親友を殺されて、ストームブレイカーで一矢報いるもサノスにいいようにやられたとなったら自暴自棄にもなりますわ。

過去で再会した母上の言葉を受けて、稲妻のパワーや修行でいい感じに元に戻るかと思っていたら最後までそのままでしたね。『インフィニティウォー』ではガントレットを完成させたサノスを倒しかけるほどのパワーを持っていたので、ストーンのパワーなしのサノスと戦う今作では弱体化させるアイデアが必要だったのかもしれません。でもラストバトルを見ると太った姿が父・オーディンっぽくてカッコよかったです。

 

名前を覚えてくれてたティチャラ王子

ブラックパンサーことティチャラさん。個人的に見た目とスーツの能力が大好きなヒーローですがMCU初登場となった『キャプテンアメリカ/シビルウォー』では父を殺された恨み(誤解)でバッキーを狙う復讐者と化しています。空港での決戦のとき、「クリントだ」と自己紹介するホークアイに対して「どうでもいい」と一蹴していました。ところが今作のガントレットを運ぶ際にきっちり「クリント!」と呼んでいます。

シビルウォー後、投獄されて司法取引を行ったクリントと、ワカンダに帰りインフィニティウォーに参戦したティチャラの接点はこの空港決戦だけのはず。どうでもいいと言いつつちゃんと覚えててくれたんですね。いいパンサーです。

 

宇宙を救ったネズミ

『アントマンアンドワスプ』のエンドクレジットで量子世界に取り残されたアントマン。結局この量子世界がタイムトラベルの鍵を握っているわけですが、アントマンを救ったのはネズミでした。

このネズミがいなかったら何も始まってませんでしたね…ありがとうネズミ。

初代ワスプのジャネット・ヴァン・ダインは出演しませんでしたね(ちらっと出てたかな?)。量子世界から帰り、特殊なパワーを手に入れていた彼女なので復活後に何らかの重要な役割を担うものと思っていました。でもホープが出てきたから満足です。ホープを含む女性アベンジャーズの集結シーンも震えました。

 

ヴィジョンの救いは最強の魔女

インフィニティウォーで額から無理やりストーンをひっぺがされ死亡したヴィジョンさん。復活しないのはまだしも特に語られることもありませんでした。

しかしヴィジョンを失ったスカーレットウィッチが単身サノスに挑むシーンは鳥肌ものです。魔法により追い詰められたサノスが、自軍が傷つくことも厭わず戦艦からの爆撃を指示するほど。タイマンでサノスを追い詰められるヒーローがどれだけいるんだろうか。過去から来たため身に覚えのないことなのにそんなにキレられるサノスがちょっとかわいそうでした。

 

エンシェントワン再登場!

ドクター・ストレンジの師匠、エンシェントワンがNY決戦でひそかに戦っていたことが判明しました。このときのエンシェントワンはタイムストーンの力により自身が死ぬまでの未来をすべて把握しています。なのでまだドクター・ストレンジとは出会ってもいませんが、彼が至高の魔術師になるほど優秀であることを知っていました。ドクター・ストレンジの判断を信じてタイムストーンをバナーに預けることになります。

エンシェントワンは勝手にMCU最強クラスのキャラだと思ってるのでもう少し戦闘シーンを見たかった。ドクター・ストレンジ単独映画の続編を早く見たい。

 

ついにムジョルニアを扱うスティーブ

高潔な精神を持つものでないと扱えないソーのハンマー、ムジョルニアをスティーブがついに扱いました。『エイジオブウルトロン』でわずかに動かすシーンがありましたね。ハンマーを扱うのは分かったんですが…いきなり稲妻を自在に扱ってサノスを圧倒し始めるからもうビックリ。

スティーブは『キャプテンアメリカ/シビルウォー』でアベンジャーズと喧嘩別れ(というレベルじゃないけど)したあと、『インフィニティウォー』で仲間を救うために戻ってきたわけですが、前作のキャプテンがヒゲをたくわえて盾もワカンダ製のオシャレなのに変わっていたため、イマイチ『キャプテン・アメリカが戻ってきた感』が薄かったんですよね。それが今回はヒゲも剃っておなじみの盾も戻ってくれたので本当におかえりという感じでした。

 

ナターシャの死

エンドゲーム最大の衝撃のひとつでした。

ソウル・ストーンを手に入れるために惑星ヴォーミアへ向かうクリントとナターシャ。インフィニティストーンを再び集めると言い出したときに、ヴォーミアで誰か死ぬのかと心配になったファンも多いはずです。ローニンとして悪人狩りを続けた罪はあるものの家族のあるクリント、そして身寄りはないもののアベンジャーズを家族と呼びサノス打倒だけを目標にしてきたナターシャ。両者は犠牲に名乗りを挙げ、最後はナターシャが崖から身を投げてしまいます。

ナターシャには平穏に暮らしてもらいたかったですが、アベンジャーズが家族であり、ヒーロー活動が生きがいだったようですね。スパイなのに常に最前線で戦ってきた彼女は本物のヒーローでした。『シビル・ウォー』冒頭のアクションは忘れません。

 

2代目キャプテン・アメリカ

若い頃から戦い続け、最愛の女性とも愛を育むことなく氷漬けになったスティーブ。サノスにやられたあとも懸命に周囲を励まし前を向かせようと奮闘してきたスティーブが、過去に戻って自分の人生をやり直しました。救いがあってよかったです。

老いたスティーブはキャプテン・アメリカの象徴とも言える盾をサム(ファルコン)に手渡します。これで2代目キャプテン…「キャプテン・ファルコン」というどこかで聞いたことのあるヒーローが誕生してしまうのか。キャプテン・アメリカのサイドキックといえばバッキーもいましたが、仮にもハワードスターク(盾の製作者)を殺害しているのでやはりサムが適任でしたね。

 

トニーの死

我らがトニー・スタークが「サノス勢をすべて無に帰す指パッチン」を実行し、ストーンのパワーに耐えきれず死亡してしまいました…。アイアンマンはMCU第1作にして一番好きなヒーローだったので残念ですが、悲しさよりありがとうと言いたいです。

キャプテンマーベルに登場した女の子が自らに遊びでつけたコードネームが「A.イアンハート」(確か)と言っていて、これはアイアンマンの後継となるヒーロー「アイアンハート」を示唆しているのかなと思ったのでトニーの引退か死は覚悟していました(その前に契約が切れるとかもありますが)。『スパイダーマン/ファーフロムホーム』の予告を見るとその役割はピーターが担うことになるのかな。アイアンマンの後継者としては娘のモーガンかペッパーか…個人的にはトニーの葬儀に(アイアンマン3で登場した少年)ハーレーくんの姿もあったので彼が後継者になってほしい。トニーにもらったラボでロボット作ってたりしたら最高。

トニーはタイムトラベル前に死を覚悟してメッセージを残していました。ということは培ってきた技術を次の世代が有効活用できるよう準備している可能性も考えられます。トニースタークはもういませんが、違う形でアイアンマンの活躍は見られるかもしれません。

 

On Your Left

個人的ベストシーン。

サノスの圧倒的パワーにより盾を割られ絶体絶命のスティーブにサイドキックのサムから入った通信が「On Your Left」でした。これは『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』で二人が出会ったときのセリフ。超人スティーブはランニング中にサムを追い抜かすとき、毎回律儀に「On Your Left(左から失礼)」と言います。今回は字幕が「左を見ろ」だったのがやや残念ですが、そのセリフで窮地を救うとはサム余裕あるなあ。

サムの通信を合図に、ドクター・ストレンジの魔術によって開かれたホールから消えたヒーローたちが駆けつけます。いや、もう途中から「消えたヒーローたちが復活してピンチに駆けつけるだろうな」とは思ってたんですが、それでも鳥肌もののカッコよさでした。やっぱりピンチに現れるヒーローは最高です。しかしワカンダ軍だけでなくアスガルド軍や魔術師たち・ヴァルキリーやペッパーまで来るとは思わなかった。

そこでキャプテンが「アベンジャーズ・アッセンブル!」と言うまでの流れが今作のベストシーンではないでしょうか。インフィニティ・ウォーは宇宙サイドと地球サイドに別れていて全ヒーローが集結するシーンはありませんでしたから。このシーンでMCU21作品を観た価値があったと実感しました。ちなみに字幕も「集結せよ!」とかじゃなくて「アッセンブル」とそのまま表示されてたのがよかった。

 

キャロルさん適度な活躍

キャプテンマーベルことキャロル・ダンヴァース。エンドゲームの前に公開された単独映画でも無類の強さを発揮していました。正直言うと強すぎて「他のメンバーいらないんじゃね…?」とすら思うほど。

しかしキャロルさんは宇宙の広域をカバーする必要のあるヒーローのため、インフィニティストーン回収作戦には不参加。その分ラストバトルでは遅れて登場しサノスの戦艦を一人で撃墜、サノスの頭突きにも微動だにしないという強さをしっかり見せつけてくれました。パワーストーンの力で吹っ飛ばされてましたが、パワーバランスを崩しすぎない程度に見せ場があってよかったです。やはり『アベンジャーズ』の映画ですからキャロル姉さん一人に全部やられちゃうと締まりません。

しかし依然としてキャプテンマーベルは他のヒーローを寄せ付けないほどに強すぎるため取扱注意の存在になりそうです。今後のMCU作品で地球が絶対絶命のピンチになったら「キャプテンマーベル呼べよ!」と思ってしまいますから…。

個人的には予告編や単独映画にあった宇宙仕様(?)の頭まで被るスーツも見たかった。

 

まとめ

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は大迫力のアクションも見もので、少し前情報を入れれば初見の人でも楽しめるように感じました…が、やはり今までMCU作品を見続けてきた人にとって嬉しいシーンのオンパレードでした。特に「On your left」からの「アベンジャーズアッセンブル」は本当に最高のシーンです。このためにもう一回見に行く決意をしました。

この超大作シリーズを劇場で見続けられたことに感謝しかありません。

次は『スパイダーマン/ファーフロムホーム』が日本が最速公開です。予告編では『エンドゲーム』により他次元への扉が開いたといった趣旨のセリフもあり、大人の事情を乗り越えたX-MENやファンタスティック・フォーの合流がいよいよ近づいてきましたね。今後もMCUについていきます。

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