デザフェスに初めて出展して分かったブース作りや準備の反省点




デザインフェスタvol.46へ出展しました。

はじめての出展となったわけですが、「こうすればよかった‥」と思うことがありすぎたので書き残しておきます。準備中は出展経験のある方の記事を漁ってとても参考になったので、これから出展を考えている方の参考になれば幸いです。

ブースの作り方について

ぱっと見を大事にするべし

ブース作りで大事なのは『分かりやすさ』だと感じました。少しの時間ですがブース巡りもして気付いたのですが、ブースの数がとてつもなく多いので来場者の方は一つ一つのブースをじっくり見る余裕がありません

なので、パッと見でなにを売っているのか、どんなブースなのかが分かるデザインにすべきだと思いました。逆にワケ分かんないブースを狙って作るのももちろん有りだと思います。

ちなみにそんな反省を感じた僕のブースがこちら↓

出展者がNAOKI HASHIMOTOであることは伝わるんですが、もう少し何を売ってるかとか興味を引けたら良かった。ただこの壁面は好評で写真を撮ってくれる方も多かったのでよかったです。

 

テーブルの布はすごい大事

分かりにくいですがブースの写真を見てもらえれば分かる通り、テーブルに掛ける布の色を失敗しました。

個人の感覚かもしれませんが薄い水色という、ブースやグッズの雰囲気に合っていない布を買ってしまったのです。テーブルから10cm以上垂らす布は防災規則上、防炎加工された布を用意しなければならないと直前で知り焦って探した結果がこれです・・。

 

「壁面パネル」は必要ない!

僕は今回壁面のデザインが好評でとても良かったのですが、実はこの壁の値段が超高いんです

僕はSブースという一番小さな場所での出展でしたが、2日間の出展料が22,000円に対して壁面パネルはほぼ同額の21,000円・・・!!!テーブルと椅子も借りたので出展料よりレンタル料の方が高く付きました。

僕は後ろのブースが壁を借りていた場合、裏面が見えて見た目が悪くなりそうという理由で借りることにしましたが、「なんとなく借りておくか」レベルなら借りない方がいい値段です。たぶん、次に出展するときは借りません。

体感で壁を使っている人は3~5割ぐらい?という印象でした。

 

グッズのジャンルにバリエーションを出しすぎない

大きな反省点のひとつが、グッズにバリエーションを付けすぎたことです。

缶バッジ10種類、ポストカード9種類、ステッカー4種類、Tシャツ1種類、トートバッグ1種類の計25種類を置いていました。きっと興味を持ってくれた人も、グッズの選択肢が多くて選びづらかったんじゃないかと思います。

  1. 特定のキャラクターやイラストからグッズのバリエーションを派生させる
  2. 特定のグッズのジャンルに特化して、その中でバリエーションを増やす

このどちらかの方が選ぶ側としては分かりやすいのではないかと思いました。

 

2日目からは、初日に人気がなかった商品を出さないことで数を絞って『人気No.1』とか『売れてない誰も持っていないレアモノ』『在庫の山なので助けてください』とかお客さんが選ぶ理由付けをしてみました。

この紙を貼ってから「働きたくないステッカー」が目立つようになって足を止めてくれる人が少し増えたように感じました。ブースの世界観を壊さない程度に脚注を付けて、どんな理由で選ぶかのきっかけを置いておくのは有効かもしれません。

話は逸れますがこの「働きたくないステッカー」のでぶどりというキャラクターが書籍化されました

1000円以上の高額商品は売れづらい?

これは単にデザインや値段設定が悪かったのかもしれませんが、いろんなジャンルのグッズを売っている場合はTシャツなどの少し高めの商品は選ばれにくかったです。デザイン自体は多くの方にかわいいと言っていただけたんですが、Tシャツは購入する選択肢に入っていないように感じました。

しかしこれは高額だから売れないのではなく「このブースで何か買いたい」と思ってくれたお客さんを100円前後の安価な商品で満足させてしまったのだと思います。

 

【個人的感想】展示に高さを出して出展者との壁があったほうが見やすい

個人的な意見ですが、ブースにはある程度の高さがあった方が気軽に見やすい気がします。

出展者との会話を楽しみにしている人もいるかもしれませんが、僕はブースに並んでいるものに興味を持っても「出展者が待ち構えてる感の強いブース」は見づらかったです。

商品を机の上に並べていると、観る側からすると覗き込むような体勢を取らなければならないので、商品をお客さんの方に向ける工夫は必要かなと思いました。

 

初出展を考えている方へ

初出展を考えている方はまずは一度見に行って、良いブースの特徴をたくさんメモしてくると良いと思います。グッズやアイデアをパクってはダメですが、ブースのレイアウトに著作権はないので思い切って丸パクリしてみるのも一つの手です。

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