目標設定には大きい目標と小さい目標の使い分けが大事




どうも、橋本(@Abhachi_Graphic)です。

皆さんは「目標」を持っていますか?

 

目標達成や自己啓発の本を読んでいると、よく「目標は大きいほど良い」と「目標は可能な限り小さくせよ」という2つの主張を見かけます。

どっちやねん!!!と思ったので考えてみます。

 

大目標と小目標のメリット

陸上競技を例に挙げるとこういうことだと思います。↓

 

<大きい目標を立てると…>

「1000mを走る目標を立てたら、たとえダメでも800mは走れてるでしょ」!

目標が達成できてなくても、目指すところが高い方がたどり着けるところは高くなる

 

<小さい目標を立てると…>

「1000m走ると思うと気が遠くなるから、1m走ることを目的にしてその勢いで100m走っちゃおうよ」

とりあえず行動し始めることを目標にする

 

もちろん両方にメリットがあるのですが、どんな目標に大きさと小ささを当てはめていくべきなのでしょうか?

 

長期的な到達目標はとにかく大きくていい!

長期的な到達目標はとにかく大きくていいと思います。

例えば『英語初心者が3ヶ月後のTOEICで取りたい点数』を「満点」と見積もるのは決して悪いことではないでしょう。600点取れる実力があるのに「目標は小さいほうが良いって聞いたぞ!」と勘違いして500点を目標にするのは筋違いです。

もし今から未経験で野球を始めるなら「プロ野球選手になる」とか無理難題でも全然いいと思います。現実的に考えて到達不可能だとしても、もしかしたら独立リーグでプレーすることは叶うかもしれないし、野球関連の別の仕事につながるかもしれません。

ただし「お金持ちになる」「英語が上手くなる」のように抽象的な目標設定は避けるべきです。なぜなら人間は具体的にイメージできる目標に近づいていく性質があるためです。

 

行動目標(習慣)は大きすぎると罪悪感につながる

ところが、日々の行動目標を大きくしすぎる場合は注意が必要です。

たとえば「試験まで毎日TOEICの過去問を1年分解く」という大きすぎる行動目標を決めてしまうと、早い段階で計画に無理が生じます

 

無理な行動計画は「自分で立てた計画を実行できないなんてダメだ」という負の感情に結びつき、より一層英語の勉強をするのが嫌いになってしまいます。結果、楽しく続けられず目標に到達できません。

計画をきっちり立てるような真面目な人ほど、それを達成できなかったときの罪悪感から勉強そのものが嫌いになってしまいます。これでは本末転倒ですよね。

目標達成には、過程を「快」の感情と結びつけることが重要です。

日々の行動計画はできる限り小さく!

したがって、日々の行動計画は可能な限り小さく、そして楽しくする工夫が大切です。

資格試験の勉強なら、「1日1回、机に座って参考書と向き合う」を目標にしてもいいでしょう。

読まなくてもいいんです。続けることが苦手な人はまず、絶対にできる小さな目標を確実にこなしていくことからスタートすべきです。

机に向かいさえすれば勉強し始めるかもしれませんし、机に向かう(小さな習慣)ことが習慣づいてから何ページ勉強するという新たな習慣を結びつけていけばいいのです。机に向かう習慣がないうちから、毎日何十ページも問題を解くなんていう習慣が身につくはずがありません。

「小さな目標を達成できたらお菓子を食べていい」とか小さなご褒美を設定することで目標達成=楽しいという結びつけをすることで楽しく継続することも大切です。

 

目標は日々変わるものと自覚する

目標を達成できないのは「そもそも行動し始めない」か「行動を継続しない」ことが最大の原因です。

多くの人は「そんな大きな目標、達成できるはずがない」と挑戦すら始めないですし、すぐに挫折してしまいます。

しかし、目標通り行かずに多少ブレてしまったとしても、ある程度の場所にはたどり着けます。その都度ゴールを微調整しながら進んで行ったっていいはずです。最初に決めた大目標を義務化せず、ゴールにたどり着けないことが失敗ではないと理解しておいたほうがいいでしょう。

 

まとめ

  • 到達目標は大きくする(TOEICで満点取る)
  • 行動目標は小さくする(毎日テキストを1ページ読む)

目標は大きいほど良い、小さいほど良いという2つの主張を誤った捉え方をしないように注意して、目標に向かってコツコツやりましょう!

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