本を買いまくって売りまくった結果、本棚に残った35冊の本




僕は本をよく読みます。人がどんな本をお勧めしているのか見るのが好きです。

Kindleも紙の本も半々ぐらいですが、KindleはUnlimitedやセール本を中心に読んでいるので書店で選んだ本の方が良書を引く確率が高めです。

そして数ヶ月に一回は古本として買い取ってもらっています。買い取ってもらう本を選ぶとき、『これ良かったから、また読み返そう』と思ったものは本棚に残しています。そんな『本を買いまくって、売りまくる』生活が1年近く経ったときに気づきました。

はしもと
じゃあ、今本棚に残ってる本は自分にとって最強のラインナップってことやん!

というわけで僕の本棚に残っている最強の本35冊を僕の好きなフレーズや本の特徴を一言で表してくれている部分を引用しつつ、まとめてご紹介します。

フリーランス・起業

クリエイターが独立を考えたときに最初に読む本

デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイス

この本は、僕がフリーのグラフィックデザイナーとして独立した時に読みたかった本だ。ここに載っているアドバイスを、昔の自分にしてあげたかったと思う。(はじめに)

小さい文字で370ページ近くあり情報量はかなりすごいです。英語を訳した言い回しが苦手ならかなり読みにくいかもしれません。

ひとりビジネスの教科書

今あなたが会社に勤めているなら、「会社を辞めずに、ひとりビジネスをやれ」というのが、私の主張です。(序章)

独立ではなく、会社に勤めながら自宅企業を勧める本。働きながらビジネスを始めてみたいけど何からやったらいいかわからないという人にオススメです。値付けや肩書き・一人ビジネスの見つけ方まですごく丁寧な内容です。

フリーランスのための一生仕事に困らない本

こちらはフリーランスを目指す人向け。フリーランスになるための準備というよりは、フリーランスとして行き詰まりを感じたりしているときに役立つ本です。『食えるフリーランス』ではなく『食わない(=仕事を選べる)フリーランス』になるための方法や心構えを知ることができました。

ビジネス

MBA100の基本

こうした基本は、長い年月をかけて先人がその有効性を確認し、言い表してきたものです。現実にすべての基本をいきなりマスターするのは難しいかもしれませんが、知っているのと知らないとでは、習得や実践に天と地ほどの差が出るのは容易に想像がつくところです。(はじめに)

ビジネスや人生における原則や本質となる考え方を100個解説している本。もちろんMBAの学びを凝縮しているわけではなく、MBAで学ぶことの表層をさらっと勉強できます。表紙の質感が黒板っぽくザラザラしてるのだけが残念ポイントです。爪が当たるとゾッとします。

安売りするな!「価値」を売れ!

「売れる商品」はない。「売れる売り方」があるだけです。(はじめに)

SNS時代のマーケティングの良書。マーケティングの本は「◯◯戦略」とかいう用語を解説しているのも多いのですが、これはかなり目新しい実例を踏まえているので、めちゃくちゃおもしろい!

ビジネスモデル超入門

ソーシャルゲームはなぜ無料なのか?(第2章)

いろんなサービスをビジネスモデルごとに分類してどういう仕組みでユーザーを集めて稼いでいるのか解説しています。初心者のゆるビジ子ちゃんと専門家のカール教授の会話形式なのでかなり読みやすいです。

AI時代の人生戦略

近未来を見据えてサイエンスやテクノロジーに関心を払わないでいると、街灯が電気化される前日に、がスランプに火を灯す仕事を選択するような悲劇を起こしかねない。(第3章)

変化の時代にビジネスをして生き残りたい人にはAI時代を論じた本は必読です。これから生きていくために読むべき本が20冊近く紹介されているのも参考になります。

入社1年目の教科書

仕事とは、未知の分野への挑戦の積み重ねです。それを自分の血肉としてはじめて、社会人としての飛躍的な成長が望めるのだと思います。そして、勝負どころでチャンスを掴めた人が、より大きな次のチャンスの切符を手にするのです。(おわりに)

本当に入社1年目に買った本ですが、仕事に慣れたりベテランになったときにこそ必要な本です。ちょっと固い内容ですし今読むとちょっと違うなと思うことも書いてあるのですが、どんな仕事にとっても大切な基本的なことが学べます。2年も経たず会社辞めたんですけどね。。

仕事術

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

人生を変えたければ、時間術を変えなさい(はじめに)

このブログでなんどもお勧めしてる本です。この本を読んで、6時起きがすんなりできるようになりました。(もちろん読んだだけじゃムリですよ!)

10倍早く書ける超スピード文章術

あなたの1日の仕事を振り返れば、「書く」ことに多くの時間を費やしているはずです。「書くスピード」を速くすれば、必然的に仕事は速くなります。同じ内容を今より速く書ければ、それだけで、仕事の生産性は一気に上がるのです。(はじめに)

速く書くには、いきなり書こうとしてもダメだということを教えてくれた本です。まずは書く内容の「素材」を集めることに集中することが大事だと筆者は言います。具体的な方法と実践を踏まえて文章力を鍛えられます。文章を書く仕事の方だけではなく、文章を書くのに苦手意識がある方におすすめ。

買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則

「買わせる文章」とは、「自分本位」ではなく、「相手本位」で書いた文章のことです。(第1章)

橋本は俺たちに何かを買わせようと思っていやがる…と思われるかもしれませんが、「この本を使ってブログ読者に変なものを売りつけてやるぜ…」とは思っていません。とかいうこの記事にアフィリンク貼りまくってますけど心の底からおすすめしてるので買ってください(直球)。この本では同じ情報について書いても書き方によって全く違う伝わり方をするということを学びました。実例も多くて読みやすいです。「たしかにアフィリエイターの文章ってそん感じだなあ」と気づきました。

デザイン・イラスト関連

たのしごとデザイン論

「デザイナーに天賦の才能は必要(ないとデザイナーになれない)か?」という答えについて、僕は「いいえ」と返事をします。これが仮に「天賦の才能は関係あるか?」という質問だったら「はい」です。(第2章)

デザイナーが学ぶ本でもあるのですが、デザイナーの仕事に興味を持ってくれるきっかけになると思うので、クリエイティブ職でない人にこそ読んでみて欲しいです。決してデザイン論に終始する本ではなく、どんな仕事にも応用できる「仕事をデザインする力」が学べるはずです。

ラクガキ・マスター

寄藤文平さんというイラストレーターの方が書いた本。絵を見れば見たことがある人も多いと思います。寄藤さんが絵を描く時にどういう風に考えているかがまとまっていて面白いです。イラストの技術書というよりはラクガキレベルでの考え方なので、ちょっと絵がうまくなりたいという方が読んでもきっと参考になります

いいデザイナーは、見た目のよさから考えない

プロのデザイナーは決してカッコイイものを作ることを仕事にしているんじゃない、と気づかせてくれました。プロはここまで思考を巡らせてデザインを作っているのかと思うと、世にあるデザインに興味が湧いてくるはずです。

お金関連

20代のいま知っておくべきお金の常識

「家を買うか賃貸かどっちがお得なの?」「子育てにかかるお金ってだいたいどのぐらいなの?」とこれから20代が疑問に思いそうなことをめちゃくちゃ詳しく答えてくれています。

詳しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください

「君が保険会社に払うお金の半分は、人件費や広告費に使われていると思ったほうがいい。」(chapter3)

保険会社のちょっと汚い(?)ところを教えてくれたりして、増やし方というよりは、お金の本質の勉強になります。これまた初心者と専門家の会話形式なので読みやすい。

フリーランスのためのはじめての青色申告

確定申告などが全く分からなかった著者が(税理士の先生の監修を受けて)書いているので、「なめとんのか!」って言いたくなるぐらいやさしいです。節税はしたほうがいいと思ってるけど難しそうでなあなあになっている人におすすめ。

3000円投資生活

金融機関は、なにもお客さんのために、お客さんが儲かるような商品をすすめているわけではありません。証券会社や銀行が進めているのは、自分たちが儲かる商品、つまり手数料が高い商品である可能性が高いのです。(Part4)

3000円投資というきっかけを作ることでお金周りの知識が深まります。投資のことを何にも分からないけどただ貯金してるよりは良さそうと思っている僕みたいな人にオススメです。

自己啓発

自分を「やる気」にさせる!最強の心理テクニック

やる気を引き出すちょっとしたコツを知っているだけで、無気力な心にガソリンを注ぎ込むことができる。(はじめに)

読む前まではやる気を引き出すという、よく見る本だと思っていたんですが、相性なのか何なのかとても理解しやすく自分のやる気をコントロールするのに役立っています。

夢をかなえるゾウ

「ええか?よう聞いとけよ。どないしたらうまくいくか、どないしたら成功できるか、実は、みんな心の底では分かってんねん。自分かて今の会社でどないしたら出世できるか、どないしたら給料上がるか、本当は何となく分かってるやろ。でもやれへんのや。なんでや?それは『面倒』だからや。世の中のほとんどのやつらが凡人やってんのも、そいつらが『面倒くさがり』やからや。それだけなんや!」(22章)

言わずと知れた自己啓発書の代表格。物語仕立てなので読みやすいです。関西弁で本質を突くなんてずるい。3ヶ月に一回ぐらい読んでる気がします。2や3も読みましたが、やっぱり一作目が一番好き。

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

この本で紹介するたった7つの条件さえクリアできれば、誰でも1%の人になれます。「100人に1人」という1%の稀少性を獲得できれば、どの分野でも食べていける確率が高くなりますし、その他大勢のライバルから抜け出すことも可能になります。(はじめに)

この本を読んでレアな人材になるための条件に『携帯ゲームをするか、しないか』という項目があったので「黒猫のウィズ」をスマホから消しました。

うまくなる技術

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

人生の中で、仕事は最も多くの時間を投じるもののひとつだ。そこを我慢の時間にしてしまうのは、そ考えても間違っている。(第3章)

ぼくは堀江さんの著書が好きですが、最近は出版社の『ホリエモンで本を出せば売れるぜ!』という空気を感じてきていて、実際内容もインタビューをライターがまとめたものだから内容が似通ってきて流気がしています。ただ、この『ゼロ』は他の堀江さんの著書とは空気感が違って、迫力があります。

多動力

非同期通信が画期的に使えるようになった画期的な時代に、なお電話という同期通信にこだわり続ける、そういう人間に僕は言いた。「お前にあげる時間はねえよ」と。(第4章)

堀江さんの仕事観の一冊。この引用のようにかなり強い口調で当たり前になっていることに「バカか」と言っているのがめっちゃ面白い。

本音で生きる

「お金がないからできない」と言う人は、いったいいくらのお金があれば自分のやりたいことができるようになるというのだろうか。100万円?1000万円?1億円?結局、お金が問題ではないのではないだろうか。(第1章)

『多動力』の中で『本音で生きる』の制作にあたってのインタビューは退屈だったという記述を見て若干ショックだったんですが、間違いなく僕の価値観を大きく変えた一冊です。堀江さんの本を読んだ1冊目で、なおかつ会社の仕事が一番つらい時期に買ったので響いたというのもあるかもしれません。この本を読んで「『お金がない』『時間がない』という言い訳だけは絶対にしないでおこう」と思った結果、準備不足のまま会社を辞めました。

大切なことだけやりなさい

人生の質を高める四つの方法

  1. 重要なことを増やす
  2. 重要でないことを減らす
  3. 新しいことを始める
  4. あることを完全にやめる

この本はいい意味でめちゃくちゃ当たり前のことばっかり書いてあります。ただ、その当たり前なことをいかにできていないかが思い知らされます。

生き方

脱東京

彼らのようなクリエイティブな生き方を垣間見て、「東京にいる必要はあるのだろうか?」「スムア所は一箇所である必要はあるのだろうか?」といったことを考えるきっかけにしてほしいと思います。(プロローグ)

僕が会社員の頃に読んで、かなり価値観を変えてくれた一冊です。東京から地方に移住し、趣味と仕事を両立するライフスタイルを実現した14人のインタビューが中心です。『こんなに人生楽しんでる人がいるんや‥』と満員電車で毎日のように読んでモチベーションを上げていました。

ブログ飯

結果が出るブログと出ないブログとの違いは、専門知識の量ではありません。案外些細なところにあるものです。

ブログを書く上で大切なことを教えてくれる本。まさにブロガーのバイブルです。ただし簡単にアクセスアップするテクニックなどではなく、長期的にブログで稼いでいく心構え的な内容の方が多いです。僕はブログで結果が出ないつらい期間に何度も読み返してモチベーションを保っていました。まあ今も結果が出てますと宣言できるほど稼げてないんですけどね‥

「好きなことだけやって生きていく」という提案

世の中の事象、他人から得た情報、自分自身の失敗、つい「面倒くさい」と思ってしまうこと、そのすべてをとにかくおもしろがって好きになる。そうやって増えた「好きなこと」の中から、今できることをやっていけばいいのです。(プロローグ)

読むまで「我慢の人生なんてまっぴらだ!やりたいことやろうぜ!」的な内容かと思っていました。この本はそうではなく、極めて現実的な内容です。夢を追うことや憧れの職業に就くだけが「やりたいことをやる」ではないと教えてくれました。

何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣

手に入れたくないことよりも、手に入れたいことに意識を集中するのがコツだ。残念なことに、人々は取り除きたいものや欲しくないものに意識を向けがちである。(第2章)

『あきらめない』『目標を紙に書く』といったほんとにシンプルな習慣が81紹介されています。僕はこういう「◯つの原則」とか「最強の習慣」みたいな本が好きなんです。すべての習慣を身につけることは不可能だと思っているので、この中から自分に必要なものを厳選して実践してみるのが良いと思います。

禅、シンプル生活のすすめ

丹田に意識を集中させて、とにかくゆっくりと長く細く息を吐く。そうやって吐ききれば、人間は自然に息を吸おうとします。その流れに任せてゆっくりと息を吸う。これをくり返しているうちに、気持ちがどんどん落ち着いてくる。自分の体がどっしりと大地についているような気持ちになってくる。(第1章)

禅の考え方を日常生活に生かしてシンプルに生きる方法が解説されています。実はぼくは禅寺の修行体験に行くほど禅のシンプルを求める感じが好きなんです。座禅もイライラした時はたまにしています。座禅最高。

半径5メートルの野望

夢にたどり着くまでに100メートルあったら、まずは1メートル走ってみないと、どうしようもない。その最初の1メートルすら走らない人が「夢が叶わない」なんて言っても「そりゃ叶わないよ」としか言えません。(第8章)

やりたいことをなんとなくやらずに諦めていたり、我慢の日々を送っている人にはぜひ読んでもらいたいと思う一冊です。こんな良い本を、ほんとに600円で読んでいいんでしょうか。

哲学

嫌われる勇気

あなたが変われないでいるのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているからなのです。(中略)つまり人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心なのです。(第一夜)

僕の価値観をゴッソリ変えてくれた本・四天王の一角です。ほんとにこれは、考え方が変わります。自分の責任なのに他人や環境のせいにするのは止めようと思い、会社を辞める大きなきっかけになりました。

続編の「幸せになる勇気」は、正直「嫌われる勇気」ほど驚きがなかったので割愛します。(読んだ時期のせいかな)

ニーチェの言葉

この人生を簡単に、そして安楽に過ごして生きたいというのか。だったら、常に群れてやまない人々の中に混じるがいい。そして、いつも群衆と一緒につるんで、ついには自分というものを忘れ去って生きていくがいい。(『安易な人生を送りたいなら』)

最後は名著で締めます。ニーチェの言葉と聞くと、愛に溢れたメッセージを想像しそうなものですが、実はかなり強い言葉や突き放すような助言も多く、ハッとさせられます。エッセンシャル版は本の手触りが好きでサイズもちょうどいいのでつい外に持って行ってしまいます。

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