どうも、橋本(@Abhachi_Graphic)です。
皆さんは目標設定をしていますか?している方はどんな形で残していますか。
今日は目標を具体的にすべき理由と、他人が見られる場所に目標を書く重要性について書いていきます。
目標を具体的にするべき理由
目標はできる限り具体的にするべきです。なぜなら、目標に向かう無意識の力が働くからです。
人間には網葉体賦活系(RAS)という、情報を取捨選択する脳の機能があります。目や耳、感触など人間が受け取る情報は膨大で、そのすべてを処理することはできません。その膨大な情報をふるいに掛ける機能がRASです。雑踏の中で自分の名前が呼ばれたら気づくし、自分が買ったのと同じカバンを持っている人にはすぐ気がつくように、人はすべての情報を平等に処理しているわけではありません。無意識に集める情報が明確に存在します。
この機能を利用して、目標を明確にして常に意識することで、脳は目標に関する情報を勝手に集めるようになってくれます。
具体的な目標を設定するプロセス
具体的な目標とはどんなものか、RASの力を”自動的に夢を叶える方法”として紹介している書籍『ブレイン・プログラミング』では、目標設定の方法について以下のように述べています。
- やりたいと思うことをすべて手書きで書き出す(RASを刺激するために必ず手書き)
- もっとも大事だと思えることをAリストに入れる
- 大事だがもう少し時間が欲しいものをBリストに入れる
- 挑戦はしてみたいがまだ分からないことをCリストに入れる
- Aリストの目標をいつまでに、どれくらいの規模で達成するかを具体的にする
- 目標を達成したときに手に入るものを見て、積極的に疑似体験をする
- 目標をいつも見返すことができる場所に置いておくこと
(A,B,Cリストの優先度は状況によって変わるので、随時入れ替えを行ってください)
目標は期限と数値を設定する
「お金持ちになりたい」といった曖昧な表現では達成をイメージできません。それよりは「1年後までに年収1000万円(本業で800万円・副業で200万円)」のように期限と数値を設定する方がイメージしやすいです。そして期限はあまりにも遠いとイメージできなくなってしまうので、できるだけ短めに区切るのが良いでしょう。(10年後に達成したいことがあるなら1年後までには何をしておけばいいのかを逆算するなど)
仕事や試験など締め切りの直前に、火事場の馬鹿力を発揮した経験があると思います。締め切りはうまく使えば普段以上の集中力を発揮できる要因にもなるのです。目標の期限を数ヶ月くらいで区切って締め切りのブーストをうまく使っていくのがうまいやり方と言えます。
そして最後に大切なのが、目標をいつも見返すことができる場所に置いておくこと。常に目標を意識することが、脳の無意識の働きを強めることができます。
参考書籍(1):ブレインプログラミング
目標を発表するべき理由
ひとたび決定を下したり、ある立場をとる(コミットする)と、自分の内からも外からも、そのコミットメントと一貫した行動をとるように圧力がかかります。
(『影響力の武器』第3章「コミットメントと一貫性ー心に住む小鬼ー」p.97より)
人はある方向に行動(コミットメント)をすると、その方向に一貫性を持って進む性質があります。要するに、人は自分が積極的に関わった選択が正しいものだったと補強する性質があるのです。
具体例:競馬で馬券を買う前より買った後の方が「この馬券は当たる」と感じる人の割合が増える。自分が選択したのだからうまくいくはずだと考えるようになった。
この性質を目標設定に当てはめると、目標を達成するための最初のコミットメントを「目標の表明」にするということです。
人は、一貫性があると思われたい性質もあるので、尊敬してほしい人が見られる場所(FacebookだったりTwitterだったりブログ)に書く方がより有効です。
抵抗があれば最初は非公開の日記でも大丈夫ですが、おすすめなのは有料noteにして販売してしまうことです。基本的には誰も見ないけど見られる可能性がある場所だからです。ちなみに僕は毎月の固定収入のレポートと来月の目標は有料化して公開しています。
参考書籍(2):影響力の武器
まとめ
目標設定については、
- 具体的かつ期限のある目標を設定する
- 尊敬されたい人が見られる場所で表明する
- 毎日見返すなどして目標を常に意識する
この3点をおろそかにしなければ目標の成功率は自ずと上がるはずです。