久しぶりに東京に行ったので元勤務先への道を擬似通勤してみた話




先日映画の試写会兼旅行で東京にいったとき、ほんの少しだけ時間が空いたので、フリーになる前に勤めていた会社への出勤ルートを通ってみました。

そこで思い出した昔のことと、改めて感じたことを書いておきます。

会社を辞めてよかった、フリーランス最高系の記事ではありません。

 

思い出(1)会社に着くのをできるだけ遅らせようとしていた

昔は会社に早く着いてしまうのがイヤで、ゆっくり歩いてわざと大きな信号に引っかかったり、少しだけ回り道をしたり、時には始業ギリギリまで海を眺めたこともありました笑

 

会社に着きたくないというのは、今思うと問題の先送りも甚だしいですね。当時は家を出る5分前まで寝ている日もあるほど、できる限り会社に着く時間を遅らせようと思っていました。

その理由は、結局同じぐらい残業することになるので、早く行く方が損だと感じていたからです。早く会社に行って仕事を終わらせて早く帰るという発想すらありませんでした。

さらに大きな交差点で、トラックが小石でも弾き飛ばして怪我したら会社行かなくていいかな…と思ったこともありました。

深刻な考えではなくて、偶発的でやむを得ない事情で会社に遅刻したり欠勤したかったんだと思います。そういう意味では電車の遅延も嬉しく思ってすらいました。

 

思い出(2)自分を変えた時間

改めて会社の前まで来てみると、不思議と特別な記憶が起こるわけでもなく、ただの無関係な場所にしか見えませんでした。

会社の近くにあるそば屋を見て思い出したのは、会社を辞めるために自分を変えた習慣のことです。

当時は12時半〜13時頃になると同期や同じプロジェクトメンバーとランチに行くのが定番でした。

しかし退職を考え始めた時に「今までと同じことをしてたら何も変わらない」と思ってランチの誘いを全部断る(断るというか誘われる前に消える)ことに決め、20秒で出てくる立ち食いそばを5分で食べて、昼休憩の残り50分ぐらいは本を読むようにしていました。

その時は自分にない発想や価値観を取り入れるために堀江貴文さんや本田直之さんの本をよく読んでいたのを覚えています。

あの時間が、自分の習慣と環境を変えるために能動的に動いた最初の一歩でした。

 

たぶん自分がいなくても会社は回ってる

そのときは会社に入れてもらったわけではないので分かりませんが、きっと会社は僕がいなくなった後も滞りなく回っているんだと思います(もともと全く会社の戦力になっていなかったので当たり前ですが…)。

戦力にもなっていないのに勝手に「自分は辞められない・我慢するしかない」と思い込んでいましたが、そんなことで悩んでいた時間がもったいなかったです。

 

まとめ:環境と習慣を変えるのは大事

フリーランスになってからようやく2年を迎えようとしています。

今年はありがたいことにInstagramで更新している漫画「毎日でぶどり」の書籍化が決定しました。

10月はフォロワーさんが急激に伸びて5万人を突破しました。

もう少しフリーランスを続けていられるかなという自信も付き始めています。

フリーランスになってからは楽しいし、貴重な経験をしてとても成長できた実感があります。でも、会社員の頃の方がある意味ラクだったなと感じることもあります。毎月一定額のお金が入ってくることが保証されているってすごいことです。

でも会社員とかフリーランスに限らず、いま閉塞感を感じている人は、習慣と環境を変えること、そして変化を待つんじゃなくて自分で動き始めることが一番大事なんだと改めて思いました。

関連コンテンツ



この記事をシェアする