2017年12月13日、『ライフハックで行こう!ファンミーティングin東京』に参加してきました!
参加された皆さんが口を揃えて言うように、参加費1000円で参加していいイベントじゃありませんでした。当日の所持金1000円の僕には大変ありがたい料金設定です。
このレポートでは、講演の内容を網羅的に書くというよりは僕が特に参考になったポイントに絞って書いていきます。
ゲンキさんの「フリーランスにとって最も大切なこと」
はじめは高田ゲンキさん、wasabiさんがご一緒にベルリンからの中継でお話をしてくださいました。プログラムの中心はゲンキさんが事前に集まった質問に答えていくという形です。
ためになるお話ばかりでしたがすべてを記事に書くとキリがないので、個人的に印象に残った2点に絞ってレポートしていきます。
まず一つ目が、「営業はテレアポの方がいいのでしょうか」という質問に対するゲンキさんの「電話が苦手な人はテレアポしない方がいい」という回答です。
電話嫌いの人は電話営業しない方がいい
→義務感で電話営業やってると電話のやりとり中心のクライアントとばかり繋がってしまう
→電話嫌いにとっては好ましくない関係に。。— 橋本ナオキ (@Abhachi_Graphic) 2017年12月13日
要は電話嫌いなのに義務感で電話営業してたら、電話でのやりとりが好きなクライアントとばかり仕事することになる!ということです。
僕もまさにそうなんですが、電話が苦手なのに電話営業の方が良いと思い込んでる人は多いと思います。特にクリエイター。一般的とされるやり方を探してそれに自分を合わせるのではなく、自分なりの方法を取ることで取引する相手を選ぶのもフリーランスの大事なスキルだなと実感しました。
そしてとても参考になったのがこちら↓
フリーランスとして最も大切なのは「自分の専門性で人を感動させることができるか」#lifehack_meetup_tokyo
— 橋本ナオキ (@Abhachi_Graphic) 2017年12月13日
クライアントは感動にお金を払ってくれる、感動を生めない人はフリーランスとして稼げないということです。
でも「自分には人を感動させるような独創的な作品や文章は生み出せない・・」と悲観することはないと思います。
必ずしも誰にもできないオリジナルの仕事である必要はなく、例えば他の人にも描けるイラストだけど誰よりも早く描けるとか、ヒアリングが丁寧でクライアントが気づかない要望まで汲み取れるとか、感動のさせ方は人それぞれです。
WasabiさんはWomen Who Codeというベルリンで開催された女性エンジニア向けのイベントのレポート動画を先行公開してくださいました。
公開されてましたー!動画からはベルリンの自由な雰囲気が感じられます。実際Tech業界には女性が少ないようなので、最後の参加者の女性が語るように、10年後にはこういうイベントが開催されないほど男女の垣根がなくなるといいですね。
「ブログ飯」著者の染谷さんが語る企業から受注できる理由
(記事を書いてる時にちょうどご本人がツイートしてらっしゃったので引用させていただきました)
やたらふぁぼられてる、
—
なぜ企業から受注できるのか
企画が面白いから?
効果が見込めそうだから?
信用があるから?もちろんそれもあるけど、一番の理由は
\社内稟議が通ったから/
そして役職により決裁金額は違う
—
のスライドがこれ pic.twitter.com/ry02oN1FAV
— 染谷昌利 (@masatoshisomeya) 2017年12月13日
企業から仕事を受注できるのは、社内稟議が通るから!
企画が面白いとか効果があるという要素もあるに越したことはありませんが、稟議に通らない(決定権のある層に響く材料がない)と仕事にはなりません。染谷さんは稟議書に添付しやすい資料を作って渡すらしいです!
ゲンキさんの「感動させられるかどうか」にも通じる話ですが、自分が何を作っているかではなく、クライアントが何を受け取るかを考えて提案・創作できる人は強いなと感じました。
染谷さんのお話は
- 給与の100%会社から支払われる状態は安定ではなく単なる一極集中
- 安定は「する」ものではなく「させる」もの
- フリーランスでも収入が1つに偏っていると会社員と同じ
- 居心地が良い場所に居続けるのは衰退
- 周りにいる人間は自分の鏡
- あらゆるレイヤー間を移動できる移動力と実力が大事
- 情報発信ができる人は思ったよりも貴重
- イベントは運営側で関われ
・・とご本人も「30分では絶対おさまらない」とおっしゃっていたようにギガ盛りの内容でした。
各トピックごとに数時間の講演をやってらっしゃるそうなのできになるトピックはセミナー情報をチェックしましょう!
あんちゃさんの「待たない発信」
3番目の登壇者はまじまじぱーてぃやらぶりりーすを運営するプロブロガーあんちゃさんです。(あんちゃさんはこのブログと同じWordPressテーマ(STORK)を使っているので、構成などを参考にさせてもらっていました)
ハッとさせられたのが、作った作品を届ける・拡散させるために自分から動いているか?というところ。僕はイラストや記事を書いてもSNSに載せて終わりにしている派でした。でも、どれだけいいものを作っても見てもらわなければ存在していないのと同じ!見つけてもらうことを待っていては創作の努力が無駄になることもあります。
あんちゃさんが語る作品や文章を拡げるためにしていることは、
- 自分と似た境遇の(またはこうありたいと思う?)人を探して自分からコミュニケーションをとる
- 自分がしてほしいこと(SNSでのシェア)は自分からする
- ターゲットに響く内容(共感・問題解決・尊敬)を意識する
とにかく「待たずに自分にできることは全部やる!」という意識が大事ですね。
あんちゃさんの著書『アソビくるう人生をきみに。好きなことを仕事にして、遊ぶように生きる人生戦略』は12/14発売です(まだ読んでませんすいません)
勉強になったポイントまとめ
- フリーランスに一番大切なのは自分の専門性で人を感動させられるかどうか
- 企業からの仕事が取れるのは社内稟議を意識した企画を提案しているから
- 居心地が良い環境に居続けるのは衰退。居心地の悪い違うレイヤーに移動する力が大事
- 作った作品・書いた文章は拡散させるところまで自分でやって「発信」になる
名刺描きますのコーナー
イラスト名刺をイベントでデビューさせたら思いの外好評だったので、こんな感じで作りたいという方がいればご連絡ください。名刺交換でインパクト大です。
本日デビューの新名刺の評判がなかなか良くて嬉しかったー!自分の描きたいイラストがうまく描けたかなと思います。橋本ナオキと読めなくて2回描き直した甲斐があった。オリジナルでこんな名刺作りたいという依頼もお待ちしてます。 pic.twitter.com/6op4iXWvHe
— 橋本ナオキ (@Abhachi_Graphic) 2017年12月13日
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